目次
やりたいこと
これ↓のLinux版
LaTeX環境の構築
TeX Liveのインストール
The TeX Users Groupが公開しているTeX Liveパッケージをインストールしていく。
aptな環境を前提にコマンドを記載しているので、適宜読み替えてください。
使っているディストリビューションによってはパッケージがサポートされていないこともあるので、そういう時はここを参考に手動でインストールしてください。
$sudo apt update && sudo apt install texlive-full xzdec ghostscript $tlmgr init-usertree
軽く1, 2時間はかかるので、その間にVScodeでの環境準備とかしてください。
ターミナルでtex
を叩いたときにバージョンの表示がされればインストール成功です。
VSCodeの環境構築
VSCodeのインストール
ここからインストールしてください。
LaTeX用の拡張機能のインストール
コマンドパレット(Ctrl+Shift+P)で以下のコマンドを実行するか、LaTex Workshop, LaTeX Utilitiesを検索窓から検索して入れてください。
ext install James-Yu.latex-workshop ext install tecosaur.latex-utilities
upLaTeXの設定
VSCodeのユーザー設定setting.json
に以下を記述して保存します。
これで、日本語対応なLaTeXになります。
"latex-workshop.latex.tools": [ { "name": "latexmk", "command": "latexmk", "args": [ "-e", "$latex=q/uplatex %O -synctex=1 -interaction=nonstopmode -file-line-error %S/", "-e", "$bibtex=q/upbibtex %O %B/", "-e", "$biber=q/biber %O --bblencoding=utf8 -u -U --output_safechars %B/", "-e", "$makeindex=q/upmendex %O -o %D %S/", "-e", "$dvipdf=q/dvipdfmx %O -o %D %S/", "-norc", "-gg", "-pdfdvi", "%DOC%" ] } ]
レポート作成に使ってるSnippetの設定
自分がレポート作成に使っているSnippetの設定をGitHubにあげておきます。
これをVSCodeのユーザースニペットにするっとまるっとコピペすればそのまま使えます。
ちなみに、ソースコードを貼り付ける予定のある人はjlisting.sty
パッケージのインストールを行ってください。
Todo Treeへ%を対応させる
VSCodeの拡張機能であるTodo TreeへLaTeXのコメントアウト記号%を対応させる正規表現をsetting.json
に追記します。
"todo-tree.regex.regex": "((//|#|%|<!--|;|/\\*|^)\\s*($TAGS)|^\\s*- \\[ \\])",
ちなみに、Todo Treeのissueを覗いたらあったので、作成者のjoe4devに感謝です。
使い方
VSCodeで文章を書き終わったら、コマンドパレット(Ctrl+Shift+P)からLaTeX Workshop: Build LaTex project
を実行するか、サイドバーに表示されているLaTeX Workshopを選択し、一番上のBuild LaTeX project
をクリックすれば自動でpdfの作成がされます。
下の、View LaTeX PDF
をクリックすると、ビルドされたPDFが表示されます。
LaTeXでのレポート作成のやり方
LaTeXを使ってレポートを作成するやり方の記事を書きました。
LaTeXで文章を書くときにお世話になるであろうサイト
LaTeXでstyファイルをインストールする - Qiita
LaTeXコマンド - SI単位(国際単位系) - siunitxパッケージのマクロ